『常陸国風土記』には、日本武尊（倭健尊）は、倭武天皇（やまとたけるのすめらみこと）として１０回以上も登場する。
日本武尊は、東国を平定したということで、東夷ガ〜〜は、日本武尊を利用したいのだろうが。

ところが、常陸国風土記では、地元の民が海苔を差し上げたりと、牧歌的な（東国巡行の）光景が描かれる。
天皇にしか使われない「詔」や「陵」などの言葉が、倭武天皇とその后に使われているのも謎。地方伝承にしては、エピソードが多すぎる。

「古事記」「日本書紀」との描かれ方の違い、なぜ、「風土記」のほうは天皇なのか？などの謎は残るが。
もしかして、倭武天皇と成務天皇（ヤマトタケルの異母弟）は、同一人物だったのか？（若い時の英雄譚だけ、なぜか独立した？）
または、この時、古代ローマの正帝、副帝みたいなシステムだったのか？

しかし、倭健尊が仮に天皇だったとしたら、息子の仲哀天皇が即位できた謎は、解決する。
父親が、皇子のままであったら、その皇子の即位は難しくなるからだ。

「古事記」「日本書紀」を補完する資料が「風土記」だったとも、考えることもできる。

もっとも、日本武尊の英雄譚は、「古事記」でみるかぎり、大軍を率いての遠征というよりは、女装して熊襲を油断させて撃つとか、

出雲尊と親しくなって、油断させて、○すなど。個人での武勇、暗殺が多い印象だ。

東北地方は、坂上田村麻呂により征服された記録が残る。関東地方には、そのような記録はなく、すでに日本の一部だった。

少なくとも風土記の記述からは、おそれられているより、すめらみことして地元民から慕われている倭健尊像が残っている。

ただ自分の意見を述べているだけ。日本人としての常識のない人を相手にしても、仕方がない。
発表されてから時間が経ちすぎているし、定説になっていない説を持ち出されても…

４、５世紀に、大陸や半島から、馬を連れた大勢の人たちが来た説なら、すでに、考古学者の佐原真氏によって否定されている。

＞大林氏の見解、東夷は高句麗系の騎馬文化を持った流民が、
＞日本海側から上陸し、長野県から関東地方の焼畑文化、騎馬文化などを>作った。

ところが、佐原真氏の指摘するように、明治以前の日本には、騎馬民的な文化が、ほとんど根付いていない。
去勢や肉食、乳製品を積極的に摂取する文化が。

佐原氏が否定したかったのは、実は、他の人の説だが。
佐原真氏の説が、今では、学界では定説になっているから、似ていた大林氏の説も自動的に否定された。自然と大林氏の研究を受け継ぐ後進も、いない。

馬は、大変デリケートな生きもので、２１世紀の今でも、馬術競技などの馬の運搬などを見ても、非常に難しい問題と分かる。
古代に、たくさんの馬をつれて海を越えて大勢の人が来た、という話だけでも、かなり難しい。

「大林教授がぁ〜〜」とは、もう言わないんですか？

>なぜ、新しいレスが表示されないのでしょうか。

さあね。ここの仕様は、古いんようなんで。（エクスプローラーだし）
画像が重すぎると、アップロードが、できないようだ。

画像ファイルの種類を.jpegや.jpgに直すとか、ほかの画像と置き換えるとか、ご自分で、一工夫して下さい。
そのぐらい、ご自分でも、試したりしていただきたい。